うさぎさんにもたくさんの種類がありますが、最も人気があるのはネザーランドドワーフです!
ネザーランドドワーフとは
ネザーランドドワーフという名前は「Netherlands(オランダ)」「Dwarf(小人)」という意味からなっています。
20世紀初頭にオランダで品種改良されて生まれたと言われています。
名前の通り、大人になっても大きさは30cm以下、体重は1kgほどしかありません。
短めの立ち耳と体が小さいので成長しても子ウサギのような見た目でとても可愛らしいうさぎさんです。オスの方がメスより頭が大きいことも特徴の一つですね。
ネザーランドドワーフの被毛は、ロールバックと呼ばれるアンダーコートが密集しています。被毛カラーのバリエーションは、「チョコレート」、「白」、「セピアブラウン」、「ブルー」など公認されている色だけでも30色以上あり、首の後ろにオレンジのマーキングが入る「オター」や、首の後ろにシルバーのマーキングが入る「マーチン」など独特な被毛カラーも人気の秘密です。
ネザーランドドワーフはその見た目から人気が高く、ペットやラビットショーにも度々出ています。
イギリスの絵本「ピーターラビット」のモデルになったといわれるほどカワイイうさぎさんです。
(ただ実際にはピーターラビットのモデルはアナウサギなんですけどね)
寿命は5年〜10年ほどになります。
どんな性格なの??
ネザーランドドワーフは好奇心旺盛で活発なうさぎですが、飼い主を噛んだり威嚇すること滅多にありませんし、非常に人に慣れやすく懐きやすい性格なのでスキンシップを沢山とることができます。
抱っこしたり撫でるといったスキンシップも嫌がらず、時には自分から甘えてくる事もあります。
傾向としては、オスは人懐っこくてフレンドリーな性格のウサギが多いようです。
メスは落ち着いていてクールなウサギが多いんだとか。
ネザーランドドワーフを飼うメリット・デメリットは何??
メリットは??
ネザーランドドワーフを飼うと懐っこい性格から呼ぶと自分の近くまで来たり手のひらの上に乗せたエサを食べたりと癒される場面が度々あります。
小さいうさぎですので、どんなしぐさも可愛らしく、どんな時も飼い主さんに癒しを与えてくれます。
ネザーランドドワーフは比較的トイレを覚えやすいので、初心者の方でも十分にしつけをする事ができます。
清潔好きで体臭も少なく、あまり鳴かないのでマンションやアパートで飼いやすいです。
1日に何度も短い睡眠を繰り返すので、飼い主の生活リズムにある程度合わせてくれます。
デメリットは?
活発すぎてついコードをかじってしまったりします。
また、ネザーランドドワーフをはじめウサギは寒すぎる部屋と暑すぎる部屋が苦手なので夏と冬はエアコンが必須になります。そのため電気代がかかります。
また体が小さいためケガをしやすく扱いに注意が必要です。
ネザーランドドワーフを飼うときの注意点は何??
まず、購入時の注意ですが、日本国内でのネザーランドドワーフの販売はあまりされていません。
「ネザーランドラビット」や「ドワーフラビット」といった名前で販売されていることが多く、大半が混血種になります。
混血種の小さい頃の見た目は純血種と比べても差はありませんが、大人になると混血種は大きくなります。
ですから、ネザーランドドワーフの特徴である「大人になっても1kg程度」ということを期待して購入してしまうと、のちのち思ったより大きくなってしまったという事態になりかねません。
純血のネザーランドドワーフのお値段は3万円ほどですが中には1万円代でネザーランドドワーフが販売されていることがあります。そのような場合、純血ではない可能性がある為、注意しましょう。信頼できる販売店やブリーダーさんを見つけるのがいいでしょう。
飼ってからの注意点ですが、トイレのしつけは小さいうちにしてください。
もともとトイレの場所をちゃんと覚えてくれるネザーランドドワーフですが、小さいうちしか覚えることができません。小さいうちに、自分のトイレがどこにあるのかということをしっかり教えてあげてくださいね。
ケージに関してですが、ネザーランドドワーフは体格が小さいことからほかの大き目のウサギよりも小さめのケージで飼育してもいいだろうと思われがちですが、それは間違いです。
ネザーランドドワーフは活発で運動量の多いウサギが多いため、小さめのケージでは狭く感じてストレスを感じることがあります。
それで、大き目のスペースで飼育するようにしましょう。
元気な品種なので家具を頻繁にかじってしまう事もあります。それでかじって欲しくない物がある場合は、100均などで購入できるアミを使いガードをしたり、家具の端に金属のガードする物などを使用する必要があります。
また大きな音が苦手なのでウサギのケージの近くでドライヤーを使って髪を乾かしたり、テレビの大音量を聞かせるのはかなりのストレスになるので避けるようにしましょう。
一番気をつけなければならないのは、ウサギに対して怒鳴ったりすることです。
仮にネザーランドドワーフが悪さをして怒鳴った場合、飼い主に対して強い恐怖心とストレスを感じてしまいますので気を付けましょう。
長生きをしてもらうための注意点としては、「清潔な環境」と「ストレスのない生活」を心掛けることです。
ストレスを感じやすい動物なので、ストレスが溜まると、食欲不振になり病気にかかりやすくなってしまいます。ウサギにとっての食欲不振は命に関わる問題です。常に腸を動かさないといけない草食動物のウサギは、3日ほど食べないと亡くなってしまう可能性がある為、食欲がないときは細心な注意が必要です。特に仔うさぎの時は、免疫力が弱かったり体温調節ができなかったりするので、細心の注意が必要です。
骨が脆いので、骨折や脱臼にも注意が必要です。